ネガティブな感情の意味

大人になって、ネガティブな感情を体験することはどれくらいあるでしょうか?
日々の生活の中で、大なり小なり嫌な思いはしているでしょう。
そして、それを無意識に回避もしています。

個人差はもちろんありますが、
総じて大人は「ネガティブをいかに回避するか」のスキルが高いと言えます。

それに対し、子どもはネガティブを回避するスキルは未熟なので、全力で全ての経験をすることになります。
親である大人たちは、その様子を見ていたたまれなくなって
回避の手伝いをしています。

この一連の流れは無意識に実行されます。

子どものネガティブな体験を通して親が反応してしまう時。
それは、あなたの過去が反応しているのです。
親として子を思う気持ち(だけ)ではないことを
今回は考えてみましょう。

子どもが傷ついたり、挫折したりした時に、
親は変わってあげたいと思ったり、なんとか状況を変えてあげたいと思ったりします。
それは、その傷つきの状況や挫折に対して、
親自身が免疫がないから。
それを乗り越えた先にどのような成長が待っているのかの見通しをもつ余裕がないから。

だから「ダメ」ということではなく
子どもの体験を通して、親自身も乗り越えるきっかけになれば
ともに成長できるという話。

では

「子どもにとってのネガティブな体験」にどのような意味があるでしょうか。
親としてはそれが気になりますよね。

子どもにとってのネガティブ感情・ネガティブ体験は「心を強くする」ことにつながります。
もちろん、発達に応じた体験であることが重要ですが。

ポジティブ体験だけでは子どもは強くなれない。
ネガティブもポジティブもどちらも大事で、
ネガティブを上回るポジティブ体験が必要なんです。
このバランスが大事です。

「たくさん褒められているのに、自信のない子」はこれで説明できます。

成功体験ばかり積み重ねても、
失敗への対応ができないのです。

失敗をたくさんした中から成功に辿り着いた子は
「わからない・できない」に直面しても諦めません。

自分で自分の力を信じることができるようになります。

ポジティブな人になるためには
ネガティブの体験が必要。
ネガティブに対処できることが大事。

「ネガティブ」を過剰に怖がらないで
我が子と共に味わってみましょう。

その時に、子どものそばで「大丈夫よ」と微笑んでください。
あなたが、子どもにとってこの上ない心強い存在となりますよ。

Mamilia -attachment and life care-

心の力を抜いてスマイル! Life easy 🕊 Life is beautiful. contact@mamilia.jp

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